2022.2.11-3.21
展覧会「おぉ、自然よ。考える小屋、京都」
− 西沢立衛、ス・ドホ、須田悦弘、テレジータ・フェルナンデス、サムソン・ヤン −
便利で自己完結な楽しみを得る、消費し続けている都市での暮らしから少し離れると、海沿いや山間には心が豊かになる自然が日本各所に見られます。
それぞれがそれぞれの大地や海の恵みと共に生きる知恵と、魅力あふれる人が生み出す自然に寄り添う暮らしがあり、そこに海を越えた大陸からの視点や、あらためて土地から得られる恵みと作る過程に心を込め生み出すアートを、今回来日が叶わなかったアーティストたちが、ニューヨーク・香港・ロンドンから京都に届けてくれます。
また、これからの暮らしを提案する「考える小屋」ーオフ・グリッド、レス・イズ・モアーのスケッチや模型を展示。暮らしをいろどる生活用品は同時開催する関連企画「きょうの畑」で紹介します。
収益はこれからのアートがある暮らしを考える試み「あしたの畑」において、こどもたちや学生たちが制作・運営・ワークショップ等に関わる費用に当てるため活動に寄付します。
■会期:2022年2月11日 ~ 3月21日
■会場:丗|SEI
■参加作家:西沢立衛、ス・ドホ、須田悦弘、テレジータ・フェルナンデス、サムソン・ヤン、嘉戸浩、佐藤聡、中川周士、新里明士
令和3年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業
<関連企画>
①「きょうの畑」展
「あしたの畑」を実現するためには「きょう」を耕していかなければならないと立ち上がった設立メンバーによる展覧会「きょうの畑」を、祇園のPONTEと西陣のかみ添で開催します。 PONTEでは佐藤聡と新里明士による作品、かみ添では嘉戸浩と中川周士による作品を展示・販売します。
■会期:2022年2月11日 ~ 2月27日
②「きょうとあしたの畑」特別ごはん会
ガラス・木・陶磁器・唐紙の作家たちが空間を設える「特別ごはん会」を京都・イタリア料理店cenciにおいて開催します。
京丹後の豊かな食材を使った料理は佐藤聡のガラス・中川周士の木・新里明士の陶磁器の食器に盛り付けられ、この3種の器はお土産としてプレゼントいたします。
収益は京丹後で進められている集落構想「あしたの畑」において、こどもたちや学生たちが制作・運営・ワークショップ等に関わる費用に当てるためNPO法人TOMORROWに寄付します。
■開催日:2022年6月26日(日)17:00-
■会 場:cenci
■参加費:おひとり50,000円(税サ込、アルコール又はノンアルコールペアリングは別料金、器のお土産付き)
■定 員:20人
■申 込:こちらのメールアドレスにご連絡ください
③「季節のお菓子」
アートの話とあたたかい飲み物と美味しいお菓子で展覧会をじっくり楽しむ時間。岸和田の餅匠しづく・石田嘉宏が西沢立衛が設計をてがけた丗|SEIの空間と考える小屋のコンセプト“Off-grid. Less is more.“からインスパイアされた季節のお菓子を提供。
『オフグリッド』:考える小屋の考え方と丗|SEIのサロン空間からインスパイアされた特別なお菓子。体の中でエネルギーを効率よく産生でき、クリーンで持続可能な蜂蜜の大福。
■日 時:2月27日(日)13:00-16:00
3月6日(日)12:30-15:30
■定 員:4人(45分につき)
■参加料:3,500円(丗|SEI鑑賞料、お菓子、お茶付き)
<お持ち帰り用お菓子>
このイベントにご参加の方に限り、『いちご大福』、『土』、『フランボワーズ』各1個、計3個入り(2,000円/税込)のご注文を承ります。
オーガニック『いちご大福』:本当は世の中で最も自然素材だけでは作れない食べ物のいちご大福をオーガニック素材だけでつくる。
『土』:地球の直径は12,742km. 畑を可能にする土は、地球を覆う皮膜に例えるとほんの数メートル。その生命を育む『土』のお菓子。
『フランボワーズ』:言わずと知れた餅匠・しづくのシグネチャーとも言える一品。